「知っておきたい!芝の種類と特徴を徹底解説」
芝生の美しさを保つためには、季節ごとに適切な手入れが必要です。季節ごとの手入れ方法を把握して、芝生の成長をサポートし、健康で美しい緑を維持しましょう。以下では、春、夏、秋、冬それぞれの季節における芝生の手入れ方法を紹介します。
春の芝生手入れ方法
春は芝生が冬眠から目覚め、成長を始める季節です。適切な手入れを行うことで、夏に向けて健康な芝生を育てることができます。
春-1 芝刈り
春になると芝生が活発に成長し始めます。まず最初に、冬の間に枯れた葉やゴミを取り除き、芝の根元がよく呼吸できるようにしましょう。その後、芝が伸びてきたら、可能であれば1週間に1回程度のペースで刈り込みを行うと芝の密度が均一になり美しいグリーンカーペットになります。
春-2 エアレーション
春は土壌が湿っている時期なので、エアレーション(※)を行うのに適しています。
専用のエアレーターを使って芝生の上に小さな穴を開け、空気や水、肥料が土壌に浸透しやすくします。これにより、芝の根が深く育ち、健康的な成長を促進します。
春-3 肥料の施肥
春は芝生の成長を助けるために肥料を与える最適な時期です。特に窒素を多く含む肥料を選ぶと、芝の葉が元気に育ちます。ただし、過剰に肥料を与えると芝生が過剰に成長し、病気や虫の被害にあいやすくなるので、適量を守りましょう。また、撒き方もコツが必要でなるべくまんべんなく撒くようにしましょう。
夏の芝生手入れ方法
夏は芝生の成長が最も活発な季節ですが、暑さや乾燥に耐えるための管理が重要です。
夏-1 水やり
夏は気温が高いため、芝生が乾燥しやすくなります。定期的に水やりを行い、土壌を湿らせることが必要です。ただし、過剰に水を与えると根腐れを引き起こすことがあるので、1度の水やりで深く水を与えて土壌全体が湿るようにしましょう。朝早くまたは夕方に水やりをするのが理想的です。
夏-2 草刈り
夏は芝生が活発に成長するため、週に1〜2回のペースの刈り込みが理想です。芝の高さは2.5~4cm程度を維持するようにし、刈り込みが過剰にならないよう注意します。あまり短く刈りすぎると、芝が弱くなり、雑草が生えやすくなります。
夏-3 雑草対策
夏は雑草が繁殖しやすい時期でもあります。定期的に雑草を取り除き、除草剤を使う場合は芝に優しいタイプを選びましょう。雑草が多く生えている場合は、芝の成長が妨げられることがあるので、早めに対策を取りましょう。
夏-4 病害虫対策
夏は病害虫も活発になる時期です。芝の葉に異常が見られたら、早めに対処することが重要です。特にコガネムシなどの害虫が芝の根を食害することがあるので、虫の駆除や殺菌剤を使用することも検討します。
秋の芝生手入れ方法
秋は芝生が夏の疲れを癒し、次の冬に備えて準備を始める時期です。秋に適切な手入れを行うことで、冬越しがスムーズになります。
秋-1 草刈り
秋の初めはまだ芝が成長していますが、次第に成長が遅くなります。秋の終わり頃になると刈り込みの頻度を減らし、芝の高さをやや長めに保つことが重要です。これにより、冬の寒さに対する耐性が高まります。
秋-2 エアレーション
秋口は土壌が湿っており、エアレーションを行うのに適した時期です。春同様、エアレーション(※)を行い、芝の根に酸素が行き届きやすくし、冬に備えた栄養分の吸収を促します。
秋-3 肥料撒き
秋にも軽い施肥が必要です。特にリンやカリウムを多く含む肥料を使うことで、芝の根が強化され、冬の寒さに備えることができます。窒素を多く含む肥料は成長を促進しすぎるので避けるようにしましょう。
秋-4 冬支度
秋の終わりには、芝生を冬の寒さから守る準備を整えます。芝の周りに落ち葉が積もらないように掃除し、枯れた草やゴミを取り除いておくことが大切です。また、芝生の上で遊んだり、踏み固めたりしないようにしましょう。
冬の芝生手入れ方法
冬は芝生の成長がほとんど停止し、休眠状態に入ります。冬の手入れは主に芝生が傷つかないように管理することが大切です。
冬-1 霜対策
冬の冷え込みが厳しい地域では、霜に対する対策が重要です。霜が降りた芝生の上を歩くと、芝の葉が傷んでしまうことがあります。日に当たり霜が解けてから歩くことをお勧めしています。
冬-2 雪対策
積雪が多い地域では、雪が芝生の上に長時間積もっていると酸素不足で芝が傷むことがあります。雪が降ったら、軽く雪を払っておくと、芝が傷みにくくなります。
冬-3 芝生の休養
冬は芝生にほとんど手をかけない時期です。雑草の管理や病害虫のチェックをしておくと、春に向けての準備がしやすくなります。
※エアレーションとは、
芝生や庭の土壌に空気を供給するための作業で、土壌の通気性を改善するために行います。具体的には、専用の機械や道具を使って土壌に小さな穴を開け、空気、水、栄養分が土壌深くまで届くようにします。
エアレーションの目的と効果
1. 通気性の改善
土壌が固くなったり圧縮されたりすると、空気が土壌に届きにくくなり、芝の根が十分に酸素を吸収できません。エアレーションによって土壌に穴を開け、空気が土中に供給されることで、根が健全に育つ環境を作ります。
2. 水分と栄養の吸収を促進
土壌に空いた穴から水や肥料が深く浸透しやすくなります。これにより、芝生の根が水分や栄養をより効率的に吸収できるようになります。
3. 根の成長促進
空気と水分がより土中深く届くことで、芝の根は地下深くまで広がり、強く健康的に成長します。深い根は乾燥に強く、芝生がより強健になります。
4. コンパクション(圧縮)の解消
長期間人が歩いたりすると土壌が圧縮されて固くなり、根の成長が妨げられます。エアレーションは、この圧縮された土壌をほぐし、空間を作り出すことができます。
エアレーションの注意点
・エアレーション後は、空いた穴を砂で埋めたり、肥料や水を与えて回復のサポートをしてください。
・土壌が非常に乾燥している場合は穴が開きずらいので、エアレーションを行う前に軽く水を与えて土壌を湿らせると、作業がスムーズに進みます。
エアレーションは、芝生や庭を健康に保つための重要な作業で、土壌の管理をしっかり行うことで長期的に美しい芝生を維持することができます。
●まとめ
芝生の手入れは、季節ごとに異なる対応が求められます。春は成長をサポートし、夏は水やりや雑草対策、秋は冬に備えた準備、そして冬は芝が休眠するため、霜や雪の対策を行います。季節ごとの手入れをきちんと行うことで、健康で美しい芝生を維持することができます。
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