◇アプローチやお庭の床の材料・種類について紹介します。
今回はインターロッキングについての説明です。
インターロッキングは様々なメーカーが多種多様な商品を販売しています。
求めている質感、機能、色合いによってインターロッキングを選んでいきます。
インターロッキングは敷き方によって空間を広く見せたり、柄やデザインを加えることで飽きの来ないアプローチやお庭を作ることができます。
色合いを組み合わせて世界に一つだけの外構が作ることができます。
◇インターロッキングとは
インターロッキング(インターロッキングブロック)は色や形が仕上がっているコンクリートブロックを敷き詰める施工方法です。種類が豊富でアプローチや駐車場、お庭等々場にあった公園の出入り口や駅周辺、歩道など、公共の場所でも多く施工されており、メジャーな舗装方法です。
メリット
・敷き方が様々あり、芋目地や馬目地、アジロ敷きなど、インターロッキングのサイズを変えたりすることで様々なデザインを表現できる。
・色、形ともにバリエーションが多く、住宅に合わせることができる。
・透水性や滑り止めなどの性能がある種類がある。
デメリット
・経年劣化で色落ちすることがある。(使用による擦れや太陽光、雨によるもの)
・目地から雑草や苔などが生えることがある。
・寒冷地では縁石無しで作ると目地が広がり5年ほどで崩れてしまう。
↓施工事例URL↓
https://www.aruthiko.biz/gallery/house?tag=10259
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◇施工手順
インターロッキングは主に下地砕石層と調整砂、インターロッキングという順番で施工していきます。
①施工範囲の土を掘削搬出処分
初めに施工範囲の土の掘削搬出処分を行います。
※堀の深さは土質(粘土質、砂質土)や寒冷地であれば凍結深度の範囲と日当りによってケースバイケースで定めています。
堀を進めていく最中で地層の性質(黒土、粘土質など)なども今後の施工の助けになるのでチェックしておきます。
②砕石入れと締固め
掘削搬出処分が完了したら、掘った範囲に砕石を入れ、水を撒いたり転圧機で転圧し、砕石を締め固めて砕石層を作っていきます。砕石層をしっかりと締め固めることで均一に地盤の強度を高め、車などの重量物が載っても陥没しない地盤を作ります。
③縁石設置
砕石層が出来上がったら縁石を設置していきます。
インターロッキングは敷き詰めて施工する為、縁石が無いと外側の強度が低く寒冷地では3~5年程度でインターの目地が広がり崩れてしまいます。縁石で囲いを作りその中にインターロッキングを敷き詰めていく方が強度が増し(特に角)、見た目も綺麗に仕上がります。※すでに縁として使える擁壁や基礎などがある場合はその面を縁としてインターロッキングを敷き詰めることも出来ます。
縁石は様々な材料で応用が出来、質感や色によって+αでデザイン性を高めることが出来ます。
縁石は砕石層の上にモルタルで固めて設置します。
④調整砂をレベル(高さ)と勾配を決める
縁石を設置した後はインターロッキングを細かく調整しながら綺麗に敷く為に調整砂を敷きます。砕石では細かな調整が出来ないので調整砂を使って細かな高さや勾配を作っていきます。
調整砂で水勾配(1~2%勾配)を作ります。透水性のインターロッキングもありますが寒冷地では透水させることはあまりお勧めしません。砕石層でしみあがりを予防していますが凍結深度も当然ながら毎年寒さによって異なります。そのため、しみあがりのもととなる水(雨水)は水勾配を作り外へ水を流します。
⑤インターロッキング敷く
調整砂を敷きながらインターロッキングを敷いていきます。
インターロッキングは一つ一つ高さや勾配を確認しながら敷き詰めていきます。排水桝や量水器などの周りは職人が現場でカットして納めて行きますのでカットをする職人さん次第で仕上がりが変わってきます。
⑥目地砂を入れる
インターロッキングが全て敷き終わったら、固まる砂目地(SBサンドⅡ)を入れていきます。
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インターロッキング表面にSBサンドを均一にまき、ほうきやデッキブラシなどで目地に充填します。充填の際に目地の深さを作っていきます。
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目地の深さによって最終の仕上がりが変わるので、最後まで気は抜けません。※・インターロッキングの種類(深目地の方が石目が目立つなど)・その場の環境(枯れ葉が多く落ちる場所は目地の隙間に入らないよう浅目地にするなど)・庭の使用方法(机や椅子などを置く場合、脚が目地の隙間に引っかからないようになど)
目地が仕上がったら、水を撒き砂を固めて完了です。
施工としての手間は掛かりますが、敷き方やデザインで世界で一つだけのアプローチ、お庭が出来ます。
■まとめ
メリットやデメリット、施工方法を紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
それぞれの材料や施工方法によってメリットとデメリットがあり、予算やデザイン、機能性などによって最適な舗装を選んでいただければと思います。
インターロッキングは土地や建物の雰囲気に合わせたインターロッキングを選び、手間をかけて仕上げる施工方法です。
手間を掛けた分、快適な環境と意匠性を与えてくれます。
外構は決して安い買い物ではないので、今回の内容をご覧いただき、一つのご参考にしていただければ幸いに思います。
最後までご高覧いただきありがとうございました。
今回の内容をご覧いただき、多くのお問い合わせを頂けることを心から願っております。
最後までご高覧いただきありがとうございました。
有限会社アルティコ
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