ウッドデッキの違い!人工木と天然木は土台から違う!

◇ウッドデッキは人工木か天然木どっちを選べばいいのか、造りの違いや選び方をご紹介いたします。


今回はウッドデッキの人工木と天然木の違いを構造面と材質による違いについて説明します。

ウッドデッキは家と庭を繋ぐとても重要なエリアです。

あるのとないのとでは庭の使用頻度だけでなく住まう空間の快適さが全く変わってきます。


「デッキは欲しいけどどのくらいの大きさが良いのか?」

「人工木は種類が多くてどれが良いのかわからない!」

「人工木は夏熱くなるから天然木が良いけどメンテナンスが大変そう!」

ウッドデッキも安くないのでいざ作ろうとしてもどんなものが良いのかわからないという方のために、

・ウッドデッキとは。

・どんな種類があるのか。

・大きさの選び方や快適に使うためのポイント

をご紹介いたします。


◇ウッドデッキとは

ウッドデッキとは、屋外に設置される通常は木製のデッキです。

新築工事と一緒に作り、物干しだけの空間として使われている場合もありますが、本来は庭やテラスなどの屋外空間で、快適に過ごすために設置されるものです。

住宅では主にメンテナンス性に優れた人工木が使われており、今では様々な特徴を持った人工木の製品があります。

天然木のデッキ(木材)は少なくなっていますが、防腐・防虫(シロアリ対策)の対策がされた薬剤入りの木材を使用した天然木デッキが主流となっており、別荘宅や外装に木や木調を取り入れている住宅ではよく採用されています。

↓施工事例URL↓

https://www.aruthiko.biz/gallery?tag=13132


・デッキの構造について

デッキの構造を簡単にご説明します。


〇初めに束石(基礎)を設置します。

束石(基礎)はデッキの大きさにもよって独立基礎か土間コンクリートを打ち、基礎とする方法があります。


〇束石に束を立て、大引き、根太を組みます。


〇デッキ床板を張り、幕板を張って完成になります。

デッキの構造を知っていただくことでどの人工木が良いのか、判断材料の一つにしていただければ幸いです。


・人工木のアルミの土台


・床板人工木で土台天然木(防虫防腐処理済み材)


◇どのような種類があるか

人工木、天然木にも使用する材料・製品によって特長があります。

あきらかな差や大きな違いがあるとは言い難いですが長く使っていくものですので知っていただければ幸いです。


・人工木

人工木は低価格を重視したものから、樹脂だけで成形され天然木と変わらない使い心地の製品まで様々あります。

主に人工木の構造は成形したプラスチック樹脂の周りに木粉とプラスチックの複合樹脂をコーティングし木の質感と見た目を表現しています。

プラスチック樹脂を使用しているため、天然木より日差しに当たり熱くなってしまう事が懸念点ですが、メンテナンス性は抜群で清掃だけしていればほとんど痛むことはありません。

デッキの束や根太、大引きはアルミ角材なのでかなり長持ちします。

各メーカーで製品の特長も異なりますので金額だけでなく性能や特徴をよく調べ、比べて決めていただければと思います。

大人の事情で製品名は出せませんが製品ごとの特徴をお教え致します。

〇低価格⇒広く大きなデッキが欲しい方や予算が限られている方にお勧めです。低価格であっても品質はしっかりしたもので安心してお使いいただけます。

〇リアルな木目⇒人工木はどうしてものっぺらした印象になりがちですがリアルな木目を再現した製品も多くあります。建物にマッチしたデザインを求める方にお勧めです。

〇床板の幅・各メーカーによって床板の幅は多少異なります。

〇オプション⇒人工木でも様々なオプションをつけることができます。ステップデッキや多段幕板、メッシュ囲い、点検窓、入角、庭木用の穴などなど、特に多段幕板やメッシュ囲いはペットがいるお家や庭木(枯葉)が多い場所では重宝します。

〇天然木に近い使い心地の人工木⇒束柱や根太、大引きなどの土台がアルミではなく木粉とプラスチックの複合樹脂のみで成形した材料を使用することできしむ音などが無く、床板も木粉とプラスチック樹脂のみで成形しているので熱くなりにくく、天然木に近い使い心地で使用できます。

〇夏場熱く感じにくいデッキ⇒人工木はどうしても下地がプラスチック樹脂でできたものが多いので熱を持ってしまいます。夏場の南側であれば、アスファルトとまではいかなくともかなり熱くなってしまいますがその熱を肌で感じにくくする製品もあります。


・天然木

天然木は人工木にない温もりがあり、今でも多くの方に愛されています。人工木と天然木ではデッキの上を歩いただけでも感覚が違うので比べられる機会があれば違いを実感していただければと思います。

デッキに使われる木材はすべてが防腐防虫の薬を注入した製品というわけではありません。木の種類によって木の密度が高く薬を注入せずとも使用できる木材もあります。また、薬の注入の仕方も様々な違いがあることも知っていただければと思います。

ハードウッドやウリン材など木材も様々ありますので、施工店と相談してくれぐれも金額だけで判断しないよう気を付けていただければ6.7年で朽ちてしまう事は無いかと思います。

デッキ材も各メーカーが出しているので製品名は出せませんが特徴をお教え致します。

〇サイズ、種類が豊富⇒デッキだけでなくフェンスなどもあり統一感を出すことができます。

〇メーカー10年保証の注入材⇒ジェットコースターにも使われいる木材です。


●防虫防腐処理がされている木材であっても、1~2年に1度の塗装が好ましく、環境にもよりますが塗装をするかしないかで長くお使いいただける大きく変わってきます。

また、塗装する際の塗料はできるだけ「オイルステイン」で塗装してください。※オイルステインとは油性の浸透型塗料で木材に染み込むので防腐効果が長く得られます。


●ウッドデッキは根太から朽ちていきます。

この写真の白いのは腐朽菌(ふきゅう菌)です。

発見したら白い部分を削ってどのくらいデッキが傷んでいるのかを確認しましょう。ウッドデッキは根太から傷んでくる場合が多いので下から覗くとよく見えます。腐朽菌が広がっているようであれば早めの対策が良いでしょう。床が抜けてけがをしてしまっては大変です。



◇大きさの選び方

ウッドデッキは家と庭を繋ぐ屋外空間で、庭を快適に使うための通路空間として小さめのデッキもあると非常に重宝します。おすすめは椅子やテーブルを置いて食事をしたり、寝転がれるくらいの大きさのデッキがより快適にお使いいただけると考えています。

実際の寸法だと間口2.5間(約4,350㎜)/出幅6尺(約1,820㎜)ほどあれば、掃き出し窓とつなげて落ち着いたプライべート空間を楽しめるかと思います。

デッキを配置する場所によって使い勝手が変わるので大きさもそれに合わせて変わります。

・主庭

お庭に広さにもよりますが、間口2.5間(約4,350㎜)/出幅6~7尺(約1,820~2120㎜)ほどのデッキがおすすめです。

椅子などを置き庭を眺めながら自然の風に当たることで心身ともに安らげ、DIYや洗い物や天日干しで乾かすなどデッキは大きめのサイズの方が後々も活用いただけます。


・駐車スペース側

駐車スペース付近であれば濡れ縁のような少し腰掛けられるサイズのデッキはとても重宝するかと思います。一時荷物を置いたり家に荷物を運び入れる際など、生活の中の細かなポイントで活用いただけます。


・中庭

中庭のような壁と壁の間にデッキを作る際は床面をすべてデッキにしてしまい1つの部屋のようなイメージでお使いいただくと非常に快適な空間を作ることができます。


デッキは大きさによって、お庭に使い方が変わってきます。逆を言うとお庭の使い方を変えることができます。ライフスタイルやご住宅の間取りに合ったデッキの大きさ、使い方を考えるポイントになれば幸いです。


■まとめ

ウッドデッキは庭を活用するのに最適です。アパートマンション暮らしにはない戸建ての家でしか楽しめないプライベート空間をより快適にお使いいただけるように種類や大きさの選び方を知っていただき、家と庭を十分に楽しんでいただければ幸いです。


今あるデッキ、物干しだけの使用や中途半端な大きさのデッキは増築も出来ます。例えばステップデッキを増築するだけでも一気に印象も変わり、庭へのアクセスが快適になります。

庭を快適にお使いいただくには、お客様の庭へのイメージを持つことが大切です。

休みの日に気軽に家の窓から庭に出るイメージが出来れば、やりたいことややってみたいことが見つかり、もっと家を好きになるでしょう。


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外構・エクステリアは決して安い買い物ではないので、今回の内容をご覧いただき、一つのご参考にしていただければ幸いに思います。


最後までご高覧いただきありがとうございました。

                   有限会社アルティコ

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